INTERVIEWインタビュー

INTERVIEW

10

VIVIソムリエ 加藤 朋宏さんインタビュー

インタビュー

空間、料理、アート、音響、照明…それぞれのスペシャリストが出会い、結成された「チームVIVI」。全員の個性が見事に融合し、唯一無二の空間が完成しました。

今回は、VIVIのマネージャーでありソムリエである加藤 朋宏さんにインタビュー。料理とのマリアージュを叶える立役者に、経歴や想いをお伺いしました。

――これまでの経歴を教えてください。

学生時代に有名ステーキ店でバイトをしたのをきっかけに、飲食業界の楽しさに目覚めました。ワインに興味を持ち始めたのは、豊橋市内のホテルで働き始めた大学3年生のとき。そのまま就職して、ホテルレストランでの接客を8年経験しました。

そして2005年に、ワインに力を入れているフランス料理店「銀座オザミデヴァン名古屋店」のオープニングスタッフに採用され、実家のある名古屋市に戻ってきました。ここから本格的にソムリエとしてのキャリアを積んでいきましたね。

――なぜソムリエの道に?

一番は、僕自身がお酒が大好きだということ(笑)また、当時ちょうどソムリエを題材にした漫画「ソムリエ」が流行っていて、かっこいいというイメージもありました。

ホテル勤務をしている23歳くらいのときに「西洋料理 料飲接遇技能審査」と「ソムリエ」の資格を取得しました。とは言え、どんな資格でも取って終わりではなく、日常からワインが好きで、触れ続けて、どんどん勉強し続ける気持ちが大切だと思っています。

言い方を変えると、飲んでるだけとも言えますけどね(笑)ワインに限らずお酒はなんでも好きです。

――ソムリエとしてのキャリアについて。

資格をとってからは25年以上経ちましたが、ソムリエとしての本格的な実務は「銀座オザミデヴァン名古屋店」からなので、約17年になりました。

名古屋市内の飲食店をいくつか経験して「MORRIS(モリス)」を退職した後に、少し休息期間を設けました。その時に出会ったのがVIVIのオーナー杉本さんです。

――ViViオーナー杉本氏との出会いや印象はいかがでしたか?

2021年3月ごろ、知り合いの酒屋さんからのご紹介で初めてお会いしました。第一印象は、面白い人だなと思いました。ずっと飲食店だけをやってきた人では思いつかない発想ができるところに、正直すごいなと思いましたね。

VIVI栄がいよいよプレオープンというタイミングで、店舗のテーマやアーティストのこと、色々な話を聞いて興味を持ちました。そして、ワインにもっと力を入れていきたいということで、一緒にやろうとVIVIへの参加を決めました。

――どんな風に接客をしていますか?

ソムリエと聞くとワインのみの接客と思われがちですが、僕はなんでもやります。お客様のお出迎えも注文取りも、料理の配膳も……ホールの中にいるサービスマンですね。

――VIVIの楽しみ方は?

僕の立場としてはやっぱり、料理とワインのペアリングを楽しんでいただきたいですね。グラスワインは常に10種類以上あって、日替わりに近いペースで変わるので、選んだお料理に合わせてワインを飲んでいただくのが一番ですね。

VIVIで取り扱うワインはすべて、僕が飲んで納得したものだけを揃えています。お酒に詳しくない方や飲み慣れていない方も、お気軽にお声がけしてもらえたら嬉しいです。

――やりがいや今後の目標は?

やっぱり「美味しかったよ」と言われたときにやりがいを感じます。それが原点であり、目標でもありますね。

コロナ禍でのオープンだったので、まだ平常運転を経験していないんですが、今後どうなっていくか楽しみです。ぜひオマール海老をはじめとした美味しいお料理とワイン、空間のマリアージュを体験しに来ていただけると嬉しいです。

加藤さん、ありがとうございました。

取材・テキスト/ライターチームマムハイブ(mamhive)https://mamhive.com/

RELATED

関連記事

PAGE TOP